青空のもとにそびえる雄大なカナディアンロッキー。バンクーバーはその南西沿岸に位置する太平洋に面した美しい街。様々な人種と文化が入りまじる土地。私をとりこにした自由な発想と全てを包みこんでしまうカナダという国の包容力に魅せられて、この土地に住みついた私"まゆ"が、異国での生活を、文化・食べ物・人々・行事など、あらゆる面から綴った読み物です。普段の生活から生まれるちいさな発見や旅行好きの私が訪れた数々のカナダの田舎町のことなどを気ままにざっくばらんに書いてます。 お茶でも飲みながらお時間のある時に、読んでくださいねぇ


カナダからの手紙 vol.19

〜カナディアンロッキーへ行こう♪〜

 この夏、第一弾のホリデーは、日本からのお客様とともにカナディアンロッキーへ。
 バンクーバーから車で出発。走行距離約2000キロの旅を計画。これを3泊4日で周るというちょっとハードなスケジュールです。(^_^;) カナディアンのホリデーの過ごし方は、2週間〜1ヶ月ほどかけて同じ場所に滞在してのんびりするというスタイルが多いので、ロッキーに3泊4日で行って帰ってくるという話をすると、“まあ” という驚いた顔が返ってきます。(@_@) ハシッテバカリネ・・・と思われているに違いありません。私たちも、もう少しゆっくりのんびりと計画したかったのですが、お客様のカナダ滞在予定も限られているので仕方ありません。日本とカナダではゆっくりまったり度が全然違います。例えば、一般に宣伝されている日本からのカナダツアー。ナイアガラ〜ロッキー〜バンクーバーというコースを、たったの1週間で巡るというプランであったりします。(あ、あ、あの・・・カナダってとてつもなく広いんですけど・・・ご存知ですか?) それは、ホリデーじゃなくて移動だよ・・・ってカナディアンはあきれることでしょう。限られた時間のなかで精一杯見て周ろうとするとこうなってしまうのも無理ないですけどね・・・(-_-;)

 前回のロッキーの旅は、同行者の希望もあって由緒あるホテルに宿泊という優雅な豪華プランで行きましたが、今度は志向をぐるっと変えて、自然や動物たちとより親しもう!人との出会いを楽しもう!というコンセプトのもと、宿泊先もローカルに探してみました。やっぱり大自然を味わうなら気取ってなんかいられませんもの〜。(*^^)v   一日目、約700キロの長い長〜いドライブの後に到着したのは、マウント・ロブソン・ロッジ。マウント・ロブソンというカナディアンロッキー最高峰(39 54m)が目の前に見渡せるベストロケーションにあります。この山はいつも雲がかかっていてなかなか山頂まで見れることが少ないそうですが、お天気が良かったせいか、私たちにその雄大なる姿をみせてくれて大感激です!もう、長距離ドライブの疲れもふっとんでしまいましたよ(^o^)/ ロッジは、改装されたばかりなので快適です。いたって簡素なつくりですが、台所、冷蔵庫、食器類、調理道具など必要なものがすべてコンパクトに付いているので充分。家から持ってきた食材で、ささっとディナーを作り偉大なるマウント・ロブソンを眺めながら最高の贅沢が味わえました。こちらのロッジは、ジョディさんご家族が運営されているアットホームな雰囲気です。 二日目の早朝、朝日がやわらかく差し込み、澄み切った空気の中をお散歩。かわいいお花が咲く小道を歩いて、とてもおだやかで清清しい朝を迎えました。(*^。^*)

 二日目は、湖や滝、コロンビア大氷原などに立ち寄りながらアイスフィールド・パークウェイを走り抜けます。朝は動物が現れやすいので、全員が目を大きくしてその出現を見逃さないように車に乗っています。前方の路肩に車が数台止まっているのが見えたので、もしや、と思ったら、道端で朝ごはんを一生懸命食べている熊を発見。(@_@) 10メートルも離れていないのに、まるで私たちがそこに存在しないかのように、ただただ草を食べ続けていた熊さん。ただの食いしん坊?それとも見学されるのに慣れているだけ?

 アサバスカ滝では、水彩画を描いていた画家ジェームスさんに出会いました。氷河が残った美しい山々、透き通るような湖を毎日描いて過ごす時間。素敵ですね〜。ジェームスさんの作品の中に、マウント・ロブソンの風景画があったので、うちのお客様は記念にと購入されました。日差しが強いので日焼けして鼻の頭を真っ赤にしてたジェームスさんとうちのお客様、すっかり意気投合?英語ができなくてもジェスチャー&笑顔で、なんとか意思疎通!つかの間の会話を楽しんで最後にツーショット。こういう旅先での出会いが、思い出に色をつけてくれます。

 私の好きな湖のひとつに、ペイトレイクがあります。駐車場から展望台までトレイルを歩くのですが、日頃の運動不足がたたって息切れ・・・とほほっ。でも、がんばって上りつけば、息を呑むほどのきれいな湖が見渡せます。この湖の色は時間によって変わるそうです。私たちが見たときは鮮やかなターコイズブルー色をしていました。誰かが、「バスクリンを入れすぎちゃった色」なんて表現していましたが、(そんなことするのは、おっちょこちょいのあなただけ・・・)という心の中での突っ込みはおいておいて、まさにその色なんですよっ! (@_@) 何度見ても好きな湖です。

 日本で人気のある湖、レイク・ルイーズでは、ホテルのパティオでコーヒーブレイク。美しい氷河とエメラルドグリーンの湖の景色はまるで一枚の絵のようです。この光景を目の前にコーヒーとケーキでまったりするお茶の時間。幸せ〜。何時間でもいれそうですが、この日の宿泊先までまだ少し車を走らせないといけないので休憩の後は目的地へと出発です。  宿泊先の町に向かう高速を走る途中、なにやら道を横切る姿を見て減速。なんと、オオツノヒツジご一行様がのっそり、のっそりと道を横断中。びゅんびゅんと高速を走る車なんてなんのその、全く気にしない様子でわが道を行く姿に思わず苦笑い。(^_^;) 『私が歩けば車は止まるのよ』・・・みたいな堂々とした態度にあっぱれです!

 この日は、ゴールデンという小さな小さな町にあるロッジに宿泊です。ここでは、ロッジとティピーと呼ばれるインディアンがかつて暮していた皮で作ったテントにも泊まれるようになっています。こちらのオーナーはスイスから移民されたアンディさんご夫妻。人懐っこい笑顔良しのアンディさんはすっかりここでの田舎暮らしが気に入ってしまったようです。(*^。^*) 広大な土地を購入後、一緒に移民した友人たちの助けをかりて、この敷地内に一棟、もう一棟とロッジを建てていったそう。そのアンディさん、大工さん顔負けの腕前なんですが、なんと、スイスにいたころ化学研究者だったとか。「ぜんぜん違うことをやってるよ」と言ったアンディさんの顔が穏やかで、目じりが下がっているのを見て、あっ、この人は、ほんとにこの暮らしを楽しんでいるんだなっていうのが伝わってきます。(*^。^*) ロッジとティピーの使い方の説明を親切にしてくれるアンディさん。とってもおちゃめなおじさんです。チェックインを済ませた後、ロッジの前に可愛い鹿が現れ、私たちの滞在をウエルカムしてくれました。

このロッジは小高い丘の上にあり、目の前には、ただっぴろい草原が広がります。お部屋も充分広くて、きれいに掃除されていて、とっても居心地がいい。ここでも必要なものがすべて揃っているので、夕食を作り楽しむことができました。外には、キャンプファイヤーやバーベキューができる場所がいくつかあり、蒔きのオーブンもあったりと、カップルから大きなグループまでもがそれぞれに楽しめる空間があちこちにもうけられています。到着した時刻が遅かったので、キャンプファイヤーを楽しむ余裕がなかったがちょっと残念。それに当初はティピーの中で寝袋で寝てインディアン生活を体験する!という計画だったのですが、疲れてすぎてその ままロッジのベッドでごろ〜んしちゃいました。たった一日の滞在では、もの足りないくらい。もう少しバンクーバーから近い距離にあれば、もっと頻繁に泊まりにこれるのになぁ・・・でも、また泊りにこよう!

 最終日は、ワイナリーがたくさんあるオカナガン地方へと向かいます。どのワイナリーもテイスティングができるので試飲して気に入ったワインを見つけることができるワイナリー巡りはとても楽しいものです。 (*^。^*) 今回は、この地方で一番有名なミッション・ヒルワイナリーとお友達が進めてくれた小さなワイナリーLa Frenzへ立ち寄りました。

その後最終宿泊地であるナラマタという地区にあるB&Bへと向かいます。このB&Bは大きなオカナガン湖が見渡せる丘の上に位置しており、桜の木や、りんごの木、ラベンダーや牡丹の花が咲く美しいガーデンのあるとても素敵なお家でした。寝室が2つあり、ひとつは、セージ色をベースにしたちょっと大人でリッチな雰囲気のお部屋。そして、もうひとつは、ホワイトをベースに赤色のアクセントで飾られたフレンチカントリーのお部屋。エレガントでぷちゴージャスなインテリアが好きなのと同じくらいフレンチカントリーをこよなく愛する私の両極端なテイストにぴったりの二つのお部屋が、な、なんとそこにはあったのです!小物ひとつひとつのディスプレイのアレンジにオーナーのセンスが光っていて、感心しっぱなし。一人でおおはしゃぎしてました(●^o^●)  もうひとつここの楽しみは、湖を見渡せるお庭の隅に大きなジャグジーがあること。自由に使ってもいいと言うので、みんなが寝静まった後、こっそり入浴タイム!星を見ながら1時間ほどゆっくりと旅の疲れをとることができてすご〜くリラックスできました。 (*^。^*)  オーナーのペギーさんは、エネルギッシュで明るくてとても健康的な女性。翌朝の朝食は、オーブンで焼くふっくらしたホットケーキのアレンジ版に季節のフルーツをトッピングしたもの。カナダでははずせないメープルシロップとお庭で取れたサクランボで作ったジャムを添えていただきました!『本当は、もっとこのホットケーキは膨らむはずなんだけど、今日は膨らみが足りないのよね〜でも気に入ってくれて良かったっ!ハハハッ』って豪快に話してくれました。

 以上、短い日程でしたが今回は宿泊したところがそれぞれ特徴があって大正解でした。それになんといっても、お天気に恵まれてラッキーでした! 山の色、緑の色、湖の色が本当にきれいに目に写ります。自然の醍醐味を味わえるカナディアンロッキー。是非、皆さんも一度旅してみてはいかがですか。


      Vol.18 〜2010冬季オリンピックへ向けて〜
      Vol.17 〜きれいでいたいねっ!〜
      Vol.16 〜ホリディ♪ Celebrate♪〜
      Vol.15 〜カナダde イギリスを感じちゃお♪〜
      Vol.14 〜パーティー気分な日々〜
      Vol.13 〜なぜ?なぜ?のカナダにおける不・思・議〜
      Vol.12 〜なんちゃってインテリアデザイナーとHandyman君〜
      Vol.11 〜スウィートホームを探して〜 Part U〜
      Vol.10 〜スウィートホームを探して〜 Part T〜
      Vol.9 〜シ・ョ・ウ・ゲ・キ〜
      Vol.8 〜先住民とパウワウ祭♪青空の下で☆〜
      Vol.7 〜初夏のよそおい、うっ・らっ・ら〜♪〜
      Vol.6 〜メリークリスマス☆from CANADA〜
      Vol.5 〜"定価で洋服は買わない"の哲学って?〜
      Vol.4 〜OPEN HOUSEにで〜かけてみぃ〜よぉっ!〜
      Vol.3 〜カナダから浦島花子がこんにちは 第2弾〜
      Vol.2 〜カナダから浦島花子がこんにちは 第1弾〜
      Vol.1 〜B&Bふらり旅〜
      創刊号 〜秋のバンクーバー。楽しみ方それぞれ。〜

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