青空のもとにそびえる雄大なカナディアンロッキー。バンクーバーはその南西沿岸に位置する太平洋に面した美しい街。様々な人種と文化が入りまじる土地。私をとりこにした自由な発想と全てを包みこんでしまうカナダという国の包容力に魅せられて、この土地に住みついた私"まゆ"が、異国での生活を、文化・食べ物・人々・行事など、あらゆる面から綴った読み物です。普段の生活から生まれるちいさな発見や旅行好きの私が訪れた数々のカナダの田舎町のことなどを気ままにざっくばらんに書いてます。 お茶でも飲みながらお時間のある時に、読んでくださいねぇ


カナダからの手紙 vol.11

〜スウィートホームを探して〜バンクーバー・クレイジー不動産市場 Part U〜

バンクーバーの不動産市場は、相変わらずホットな状態が続いております。最近はさらに拍車がかかり、物件が市場に出たとたん(いや出る前からも)、飛ぶように売れてしまいます。(~_~メ)

ある朝、ある物件が市場に出るとします。すぐに見学に行って、速攻不動産屋さんを通してオファー(購入申し込み)を入れる。そうしなければ、もう手遅れ ( ̄□ ̄;)!! がーん!SOLD OUT〜サヨナ〜ラ!なんです。…(ToT) 

実際に家を見学できるのは、30分くらい。30分ちらっと見学しただけで、何千万という買い物をするかどうか、即断しなくてはならないなんて・・・建物そのものよりも土地を買うという意識が強いため、『家の状態はちょろっと見ればO.K.さっ!』とういう人がたくさんいるからこんな現象が起きるのです。それに今の市場は早くオファーを入れた者勝ち!ということもありますから。人生最大の買い物を、そんな簡単に決めれるか〜!!!と怒り爆発寸前ですが、悲しいかな、これが現実です。こーれーは、すっご〜いストレスになります。(>_<) ワタクシ、10ドルのセールTシャツでも一晩考えてから買う慎重派(ただの貧乏性?)なのに、そんな重大な決断をすぐにはできません。でも、しなくちゃいけませんのよ。(・_;) 涙ポロポロ。 

さらに頭を悩ますのはオファーの提示金額。ひとつの物件を同時に欲しいというライバルがいればいるほど競売になり、家の値段はつりあがります。一番高く提示した人に勝利の女神が微笑むわけね。そこで、自分たちの予算内で、どこまで高いオファーを出せるか電卓を叩きながら頭をかかえなくてはなりません。(\__\;) 相手の提示金額を知ることはできないので一発勝負。まさにギャンブルです。
今までに私たちが気に入った物件は、常に5〜8組ほどのライバルがいました。ほとんどのケースは、物件が市場に出た日の夜に一斉にオファーが出され、誰がGETできるか不動産屋さんからの連絡待ちになります。とてつもなくつらい待ち時間です。何も手が付きませぬ。数時間後電話が鳴り、他の人の手に渡ったと聞かされた時にゃぁ、( ̄□ ̄;)!!ディープダウン。かなり落ち込みです。縁がなかったのよ〜と周りから励まされつつも、立ち直るまで1週間は、かかりました。(これを何回繰り返したことやら・・・へこへこです。)

私たちの不動産屋さんはDaveという背が高くって声が渋くって・・・イケメン。(*^・^*)ヒュ〜 (ってそんなこと聞いてない?)ははっ・・・(^^;)。それは、それは、いい人で希望にあった物件を辛抱強く親身になって探してくれました。あらゆる面で適切なアドバイスをくれ、問題がありそうな家とか、投資としての価値が無い場合などは押し売りせずに教えてくれます。はっきり言って、極度のストレス状態で、正常な判断ができなくなりかけていた私たちは、どんな家でもいいから欲しい!という完全麻痺状態。危険な買い物をしかねない状況に陥ってました。(こわっ) いつも冷静にプロとしての意見をくれる彼には、ほんとに感謝しまくりです。m(_ _)m ただひとつ問題点は、気ままにバケーション休暇をとってどこかに行っちゃう〜。まさに典型的カナディア〜ン!(^^;).

家探し3年目。ほとほと疲れが出てきた私たちに、ある日電話が鳴りました。

『市場に出る前に見せたい物件があるんだけどすぐに来れる?あなたたちが一番最初に見て、気に入ったら優先的にオファーを入れられるよ。気に入らなければ、明日にでも市場に出すから。』

(◎-◎;)!!オオオオオ〜ッ。これはっ!

吹っ飛んでいきましたよ!そこには、小さな小さなかわいらしい家がありました。静かな通りにある文句なしのロケーション。お庭のサイズも手ごろ。(^з^) 築年数はかなりいってましたけれど、リフォームしてあるからパッと見O.K.!部屋数も希望通りあるし、バスルームも二つある。かなり良い感じです♪ ひと回りしたところで、時すでに 9時PM。その場で返事をださないと明日の朝には、一般市場に出てしまう。そうなれば、おそらく競売は避けられません。( ̄□ ̄)イヤ〜ァァァァッ! 実はその時、愛しの不動産屋Daveはバケーション休暇でイギリスに滞在中!(この大事な時にどーしていない!もーもーもーっ!!!激怒) 代わりに、彼のパートナー Stephanieがヘルプしてくれてましたけど・・・。迷っている私たちに彼女は一言。『30分時間を上げるから答えを出して』と。たったの30分・・・泣きそう。仕方ないからその家の周辺をうろうろ歩きながら、話し合いましたわ。もう、私は、心臓ドキドキ。( ̄□ ̄;)オロオロ。 落ち着けーーー。(汗) 100%気に入る家なんてあるわけがないんだけれど、この家を「買ったら」 or 「買わなかったら」といろいろ将来的なことを考えて約束の30分後、人生最大(大げさ?)の結論を出しましたー。

『買います』

と。

すぐにオファーの書類にサインをして(なぜか真っ暗闇の道端で)、相手の不動産屋に書類を渡し、Stephanieと私たちは、そのまま外で待っていました。そして、

『オファーを受け入れます。』

と売り手側から答えが返ってきた時は、きゃあ〜きゃあ〜きゃあ〜!!!みんなで抱き合って喜びましたよ。(≧∀≦)/
10時PMなり。静かな住宅地で狂ったように騒いでいた私たちを周りの住人は怪しげに思っていたに違いない。(フフッ)

正式には、その後、家の状態を調査するインスペクターを雇って、建物にトラブルや不具合がないかを専門的にチェックしてもらい、問題がなければもう一度購入の意思を伝えて最終的に契約が成立します。
いやいや、しかし、こういう家の買い方はありなんですか〜???こんな短時間で何千万の買い物ってできます?絶対おかしすぎますっ!。このバンクーバーに長く住んでいる人々に状況を話すと、みんな首を横に振り口を揃えて言いました。

『クレイジー』

とほほっ。。。(>_<)

晴れてようやく3年越しに、新居を見つけることができました。週末の家探しからやっと開放ー。これからの週末は、家のリフォームに時間が費やされることでしょう。“Home Depot”(ホームセンターみたいなところ)に通ってDIYチャレンジです。(^^ゞ 手始めに、壁の色を塗り替えて、古い方のバスルームをリフォームして、それから・・・やることいっぱいです。(なんと、古いバスルームのバスタブとトイレットボウルはオリジナルのまま、色もターコイズでした。年代が判るわね。)

こちらでは、日曜大工ができる男性は、一目おかれます。『He is a handyman.』 と言われたら、困った時には何でもひょいひょいと直してくれる頼もしい人。“彼は何でもできるのよ〜。すごいでしょ”と尊敬の言葉になるんです。(^O^)  私は、『Handywoman』になるぞ! (なんて意気込みだけはいつもすごいんですが・・・?)

またまた、新たなカナディアンライフの始まりです♪ 楽しみがいっぱい待ってます♪

最後になりましたが、ご協力、ご助言、励ましのお言葉を頂いた方々にこの場をかりてお礼を申し上げます。さんきゅっ(^з^)


      Vol.10 〜スウィートホームを探して〜 Part T〜
      Vol.9 〜シ・ョ・ウ・ゲ・キ〜
      Vol.8 〜先住民とパウワウ祭♪青空の下で☆〜
      Vol.7 〜初夏のよそおい、うっ・らっ・ら〜♪〜
      Vol.6 〜メリークリスマス☆from CANADA〜
      Vol.5 〜"定価で洋服は買わない"の哲学って?〜
      Vol.4 〜OPEN HOUSEにで〜かけてみぃ〜よぉっ!〜
      Vol.3 〜カナダから浦島花子がこんにちは 第2弾〜
      Vol.2 〜カナダから浦島花子がこんにちは 第1弾〜
      Vol.1 〜B&Bふらり旅〜
      創刊号 〜秋のバンクーバー。楽しみ方それぞれ。〜

『カナダからの手紙』メールマガジン(写真無し)バージョンの購読をご希望の場合はこちらメールマガジン『カナダからの手紙』

 
Copyright (C) 2001-2004 Floral Living. All rights reserved.