青空のもとにそびえる雄大なカナディアンロッキー。バンクーバーはその南西沿岸に位置する太平洋に面した美しい街。様々な人種と文化が入りまじる土地。私をとりこにした自由な発想と全てを包みこんでしまうカナダという国の包容力に魅せられて、この土地に住みついた私"まゆ"が、異国での生活を、文化・食べ物・人々・行事など、あらゆる面から綴った読み物です。普段の生活から生まれるちいさな発見や旅行好きの私が訪れた数々のカナダの田舎町のことなどを気ままにざっくばらんに書いてます。 お茶でも飲みながらお時間のある時に、読んでくださいねぇ


カナダからの手紙 vol.9

〜シ・ョ・ウ・ゲ・キ〜

カナダ西海岸で一番大きなパレードと言えば、毎年8月に行われるゲイ・プライド・パレード(ゲイパレード)です。日頃は遠慮がちに生活しているゲイ(レズビアンを含む)の人々が、この日は堂々と “自分にプライドを持とうぜ!”  (^o^)v とアピールする前向きなイベントです。

ブリティッシュ・コロンビア州では、6月に同性愛カップルの結婚が認められました。カナダは、いろんな国からの移民の人々が、お互い尊重しあって成り立っている国です。各々の国民性だけでなく個々の尊厳も重んじるというカナダという国の寛容さには正直驚きました。

バンクーバーのゲイコミュニティは結構大きくて、街角で手をつないでいるゲイカップルを見かけるのも決してめずらしいことでありません。別称『ゲイストリート』と言われる通りもあります。私は、ゲイとかストレートとか普段あんまり意識せず、恋愛はご自由に〜という感じでいましたが、同性愛カップルの結婚に関しては、???マークがついてしまいます。(心が狭いかな〜) それはさておき、今日は、ゲイ・プライド・パレード。テーマにもあるように自分に自信と誇りを持ち、胸を張って生きていこうとする姿は、ゲイやストレートに関係なく人間一人一人大切なことなので、難しい話は抜きにして、パレードを思う存分楽しもう!\(^O^)/と思いました。
バイクにのったお兄ちゃん、お姉ちゃんたちが、けたたましいマフラーの音をたてて通りすぎ、パレードのオープニングを知らせます。その後、一瞬静けさがもどり、飛び入り参加らしいゲイカップルが手をつないで “チリンチリ〜ン” とベルを鳴らしながら自転車に乗って通り過ぎました。パッと目に入ったその二人の表情は、晴れやかで幸せに満ちて、おだやかな午後のすがすがしい風とともに去って行ったのです。(^-^)/~  二人が通り過ぎた瞬間、そのひだまりのような笑顔の理由が分かりました。自転車の後ろに、『JUST MARRIED!』と書いたサインをぶら下げていたから。そう、新婚さんだったのです。沿道からは、あふれんばかりの祝杯の拍手。私も、ゲイの結婚には、???なんて言っておきながら、幸せいっぱいを噛みしめたそのカップルの表情をみたら、おめでとう!(≧∀≦)/って拍手せずにはいられませんでした。(ちょっと、矛盾してるかな)

さあ、パレードが始まります。パレードの見所は、仮装衣装☆ 参加者は次々にでてくるフロートの上で、音楽に合わせて踊ったり、沿道の人々に手を振ったりしています(^O^)/~~~。パレードには、同性愛者をはじめ、両性愛者、性同一性障害など性的マイノリティの人の他、警察署、消防署、テレビ局、スター○ックスなどのコーヒーショップなど一般の団体もたくさん参加します。

わかりやすく言うと、参加者のスタイルは次のようにわかれます。

うっとり〜♪美男子のゲイのお兄ちゃん
化粧ぬりぬり!美しい女性に変身したゲイのお兄ちゃん
どーしようもなくえげつなーい格好のゲイのお兄ちゃん
トップレスのゲイのお姉ちゃん
男らしいゲイのお姉ちゃん
ふつーの一般の人
むきだしの肌に直接革ジャンのベストを着たカッコイイお兄ちゃんが、旗を持って行進していきます。かわいくてまだ幼い表情が残った二人の男の子たちがボートの上で寄り添っています。白い帽子に白いパンツをはいたマリナー風のお兄ちゃん軍団は、みんな上半身、は・だ・か。体つきがよい人ばかりで、焼けた肌に白のパンツがさわやか!まさに惚れ惚れ〜。(〃▽〃) 私、思うんですけれど、どうしてゲイのお兄ちゃんたちは、あんなに美しい男が多いんでしょ。均整のとれた筋肉美。う〜ん。(うなってどうする) でも、私がどんなに女に磨きをかけても、彼らは振り向いてくれないのよぉ〜ん。ああっ・・・悲しすぎる。(…ToT)
“あなたたち、そんなゴージャスな衣装どこから借りてきたの?!” というディスコクィーン顔負けの衣装をまとったお兄ちゃんたちは、これまた美しくお化粧して、女よりもさらに美しく、『私ってな〜んてきれいなのかしらモード』バリバリィ〜!!!で登場。とても優雅に沿道の人々に手を振り、笑顔を振りまいておられましたよ。(^^ゞ

美男子、美女?は見ていてもきれいだし、ショー的要素も入っているのでそれなりに良いんだけど、いやいや、これまたなんの、きれいだけじゃあこのパレードは終わりません・・・。
まとっているのは、パンツ一枚、体中銀色に塗りたくったお兄ちゃん。(まだ、ましか) 男性のシンボルを誇張して腰を突き出してくねくねしているお兄ちゃん。(/。\)イヤ〜ン! シースルーのドレスを着ていると思ったら後ろ姿は、半ケツのお兄ちゃん。(///>_<;////) おまけにムチをもったお兄ちゃんがお尻をたたいて・・・ハア〜ッ (>O<) 女性のトップレスのグループもいました。びっくりです。丸出し。(◎_◎;) 日本のおっちゃんたちが見たら、さぞかし喜ぶだろうな〜と思いながら見てました。(笑) このへんになると、夜のいけない世界をみているかのようで、最初は、喜んでいた私も(笑)、だんだん、もう結構ですわぁ・・・となってきました。( ̄□ ̄;)
新婚ホヤホヤのカップルが乗ったフロートはかなり盛り上がってます。二人そろって仲良くウェディングドレスを着てました。もちろんまじめに “ゲイでもストレートでも問題ではない!” とか “世界中の子供たちに愛を!” などとメッセージを書いたプラカードをもっているグループもいます。

こんな感じで2時間、あっと間に過ぎていきました。沿道で見ている人たちのなかにも、本当にゲイの人が多くて、この国は、いったいどうなっちゃうんだろう・・・と少なからず不安 (^^?を抱いてしまいましたが、大人から子供まで一緒になってパレードを楽しんでいるようでしたよ。
それぞれのライフスタイル、文化を認め合い共存していくことは、異なるものへの偏見をなくし、一人一人の深い理解が必要です。同性愛カップルの結婚が認められ、婚姻そのものの定義が変わる中、彼らに育てられる子供たちが、事実をゆがみなく受け入れられるよう、また、その子供たちが、いじめや差別にあわないよう、一般の私たちの意識改革も早急に必要です。子供たちには何の罪もないのですからね。

パレードの後も展示ブースがいくつも並んだ広場で、コンサートなどが開かれゲイパワーはとどまることなくさらにパワフルになっていくのですが、私は、もう、見るものは見た!w(゜O゜)wという事で会場を後にしました。

あ〜それにしても、衝撃的なパレードだったこと。でも、楽しかったです。
\(^_^)/


      Vol.8 〜先住民とパウワウ祭♪青空の下で☆〜
      Vol.7 〜初夏のよそおい、うっ・らっ・ら〜♪〜
      Vol.6 〜メリークリスマス☆from CANADA〜
      Vol.5 〜"定価で洋服は買わない"の哲学って?〜
      Vol.4 〜OPEN HOUSEにで〜かけてみぃ〜よぉっ!〜
      Vol.3 〜カナダから浦島花子がこんにちは 第2弾〜
      Vol.2 〜カナダから浦島花子がこんにちは 第1弾〜
      Vol.1 〜B&Bふらり旅〜
      創刊号 〜秋のバンクーバー。楽しみ方それぞれ。〜

『カナダからの手紙』メールマガジン(写真無し)バージョンの購読をご希望の場合はこちらメールマガジン『カナダからの手紙』

 
Copyright (C) 2001-2003 Floral Living. All rights reserved.